ガラスに直接プリントしてみた
某掲示板でガラスに直接プリントすると
ヒートベッドで暖めているときはしっかりとくっついて
冷えると造形物が勝手に剥がれるという話を聞いたので試してみました。
元々ガラスは持っていたので何も準備する必要は無く、すぐに取り掛かることが出来た。
ガラスの固定はクリップ。
以前、3Dプリントしたもので固定したという記事を書きましたが
何度か使っているうちに変形してきたのでダメでした。
右辺と上辺は水平出しのときにヘッドが当たるので左辺と下辺で固定。
まずPLA
ヒートベッドを50度に設定すると定着が悪く反りが発生。
60度まで上げると定着力が上がってきれいにプリントできた。
冷えると本当に勝手に剥がれた。
裏面は3Mシートと同じくツルツルに仕上がっています。
次にABS
ヒートベッド100度で試した結果
PLAのときよりも定着力が強い。
そして冷やすとパキパキと音を立てながら勝手に剥がれる。
色々と試してみた結果
ABSは3Mシートよりもしっかりと定着して大きめの造形物でも反りにくい。
面積が広い造形物はスクレーパーを使用しないと剥がれない。
小さければ勝手に剥がれる。
3Mシートの完全上位互換と言って差し支えない性能。
PLAは小さいものならきれいにプリントできるが、大きくなると反り易くなってくる。
角がある形状の場合は丸みをつけるなどして対策しないと厳しい。80x80程度の大きさなら形状を気にする必要はないが、100mm超えると注意が必要。
ABSのときより定着力が弱いせいもあり剥がしやすい。
若干3Mシートのほうが定着力が強いと感じる。
というわけで、PLAの大物を除いて素晴らしい性能でした。
特にABSに関しては3Mシートが不要な存在になってコストダウンに成功。
PLAでも小さめの造形物なら3Mシート不要。
もう3Mシート要らないかも。