3939な3Dプリント日記

フラッシュフォージ社製3Dプリンタ「dreamer」で製作したものを紹介。問題点や改善点の考察など。

ABSプリント時に天面が膨れる現象が発生

寸法精度調査のためにプリントしたものが思いもよらぬ不具合に直面。

天面にぶつぶつと膨れが・・・。

 

プリントモードを高精度にしていくにつれて膨れが顕著になっています。

膨れの形は内部フィルの六角形と一致しているので充填パターンをラインや三角にすると、その形に膨れるかと思います。

プリント時に内部に閉じ込められた空気が熱で膨張して膨れていると予想。

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解決策を探るため、プリンターのフタや開閉扉などをすべて開けた状態と閉め切った状態でプリント。

ピンクが尽きたのでシルバーに変更。

 

標準モードで

左が全開放でプリントしたもの

右が全閉じでプリントしたもの

 

同じ標準モードでも大きな差が見られました。

室温は22℃

閉めきった状態のプリンター内部の温度は40度前後になるので

気温の影響が大きいことがわかります。

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次にプリント速度を変更

デフォルト設定では

低い・・・ベース印刷速度80mm/s,ヘッド移動速度100mm/s

標準・・・ベース印刷速度60mm/s,ヘッド移動速度80mm/s

高い・・・ベース印刷速度50mm/s,ヘッド移動速度70mm/s

となっています。

 

このスピードをいじると全てのレイヤーに影響が出ますが、膨れ解決を優先して変更します。

しかし、標準モードでスピードだけ「低い」と同じ設定にして全開放でプリントした結果、変化は見られなかった。

 

 

ここまでの検証結果をまとめると

・気温の影響が大きい

・プリント速度はあまり影響しない

・レイヤーが薄くなるにつれて膨れが大きくなる(薄くて空気の膨張に負ける)

ということになります。

 

対策は

・天面が広い平面の場合は「低い」モードでプリントする

 おそらく斜面なら発生しない

・プリンターを開放状態でプリントする

 ただし、反りやすくなるので注意

・充填率を上げる

こんなところでしょうか。

 

ちなみにPLAではこの現象は発生しません。