Dreamerの寸法精度
dreamerでプリントしたものの寸法精度について調査。
まずは30x30x30mmの立方体を条件を変えてプリント。
PLAは±0.1mm以内に収まっていますがABSは-0.1~-0.3mmくらい。
Y軸が若干小さめになっているのが気になります。
モードによる違いはほぼ無いと言って良いでしょう。
ABSは収縮率が高いので仕方ないのかなと。
次にφ20の円柱と内径調査用の物体をプリント。
PLAは±0.1mmくらいで収まっています。
ABSは+0~-0.45mmと、立方体のときよりも誤差が大きくなっています。
また、PLA,ABSどちらの場合でも、「低い」モードのときが最も誤差が少ないという結果になりました。
問題はここから。
内円から見ていきます。
PLAは-0.15~-0.61mmと、かなり小さめになっています。
ABSも同じくらいです。
そして気になるのは楕円になっていること。
次に四角の内寸。
PLAは-0.2~-0.4mm
ABSは-0.21~-0.53mm
内円のときと同じく小さくなっています。
外寸は誤差が少なく、低価格プリンタとしては十分な精度かと思いますが、内寸がひどい。
どうにかならないかと、フラッシュフォージに問い合わせた結果、
「FDMなので仕方がない。スライサーのスケール調整でサイズを変える必要があります。エキスパートモードなら細かい設定ができます。」
という内容の回答がきました。
いやいや、スケール調整したら外寸も変わるでしょ?
エキスパートモードのどこの設定を変えたら改善できるのか教えてよ!
とても残念な回答でした。
3Dデータ作るときに寸法調節するしかないってことでしょうか・・・。